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という事で、娘をシッターさんに預け、夫婦水入らずで行ってきました。 行き先は、Sensing(注:音出ます!!)。 実は去年の誕生日ディナーに行きたいと思ってたんだけど、直前に違う ところに変更しちゃって(後悔)。 そして、今年の春。 平日にお休みを取った時、ここでランチをするつもりでした。 が!予約の電話をかけたら、その日に限って貸し切りだって~(涙)。 と、ずっと興味があったのに、行けなかったのです。 なので今回は、本当に本当に心待ちにしていたのでした。 レストランの入り口は、ガラス張りで何屋さん?ブティック?と思うような構え。 入ってみると、スタイリッシュな空間が私たちを迎えてくれたのでした。 なんかパリじゃないみたい。 三ツ星レストラン、グラン・ヴェフールのシェフ、ギー・マルタン氏が手がけた、 セカンドラインのレストラン。 パレロワイヤルの回廊の一角の歴史的建物にある、グラン・ヴェフールと比べたら (前を通った事はあるけど行った事はないで~す)正に対極のつくり。 入って左側にはカウンターがあり、右側にはテーブルがいくつか。 白い壁には、唇の映像が映し出されてました。 奥に入っていくと、また客席があるんです。落ち着いたシンプルな、でも日常を忘れてしまう雰囲気を感じながら着席。 まずは、お約束のシャンパンよね、ってことで乾杯♪ 喉を潤しながら、メニューに見入る。 ここは、星付きレストランと同じように、女性用には値段がついていないの。そして、とってもお得な夜のコースがあるんです。それにだけは、女性用にもしっかり値段が書かれてました。 前菜+メイン+チーズ+デザート+赤か白ワイン(ハーフ)+ガス無しかガス入りの水(ハーフ)+コーヒーか紅茶。 これだけついて、75ユーロぽっきり。 パリの外食の高さ、そして、ちょっとよそいきレストランの値段を知ってる人にはお分かりかと思いますが、これで75ユーロですよ! それに加えて、サービスも高級レストラン並み。 私はお得コースに食べたいものがあったので、素直にそれを選択。 夫は、アラカルトで。 さて行きましょう。 *前菜 私は、栗のヴルーテ、雉のクネル、栗のチップス入りを。 目の前で注いでくれました。 とても濃厚で栗の滋味がぎっしり詰まった体も暖まるスープ。 夫が頼んだのは、季節の生野菜と炒め野菜・ギリシャ風コリアンダー風味。 見た目が大変美しい。 アワアワっぽいソースがちょっとかかってて、美味しそうでした。 *メイン マグロのフォアグラファルシ。(私) 四辺をさっと炙っただけのマグロの真ん中にフォアグラが。 付け合せは、アーティチョーク、ドライトマト、厚切りベーコン。 マグロとフォアグラに付け合せをちょっと載せて、お口に運ぶと。。。 やられたっ、ウマイ!美味しい! 口の中でフォアグラが溶け、それがマグロと付け合せの野菜たちに浸み込み、醸し出す味のハーモニー。減って欲しくなかったです。 食べるたびにお皿が空になっていくのが悲しかったぁ。 ホタテ。(夫) 緑のソースと、白いアワアワソースにのっかったホタテ。 お腹の調子がイマイチだった夫も「軽いし、美味しい」と喜んで食べてました。 *チーズ(私だけ) トム、リバロ、カマンベールのカルバドス漬けの3種。 デザートが待ってるのに、チーズ食べれるかしら?と思ったけどなんのなんの。 ほどよい小ささで問題なし。 トム以外はかなり濃厚でした。 *デザート 二人とも、チョコレートのデザートを選択。 ミルクチョコレートのムースとホワイトチョコレートのムースが挟まっていて、その上に、柑橘類のコンポートが。 周りに金柑のシロップ漬けがごろん、手前に柑橘系の味のするアイスが。 これは、本当に繊細な味で、しつこくなくペロッといけちゃいました。 ムースはフワフワ、挟んであるチュイルは、ごく薄だけどしっかり味がする。 ここ数年食べたデザートのなかでも、トップ3に入るかも。 *締めのコーヒー、マシュマロとヌガー付き。 マシュマロは噛むとすぐに切れる柔らかさ、ヌガーは、噛むと歯に引っ付く前にとろけてくれました。コーヒーによく合うわ。 いや~、一年越しの恋が実りました(笑)。 これだけ食べてもポーションが大きすぎないので、胃もたれも無し。絶対、また行きたい。 その時は、アラカルトで頼んでみたいな。 誰か、一緒にどう?この美味しさを分かち合いたいの~。
by fuchsia24
| 2008-11-06 07:19
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